東京繁栄流行の往来 三枚続 写真スタジオの展示ボードが見える
車輪のついた乗り物、西洋の衣服、飲料など、日本の急速な近代化の多くを表現しようとした、非常に興味深い木版画の三枚続。最も興味深いのは、写真館の外にある展示板である。制作された1870年には、日本人写真師はほとんどいなかったので、1868年に浅草に写真館を開いた金丸源三(1832-1908)の写真館ではないかと思われる。背景には築地ホテルが見える。
江戸。政田屋平吉。明治3年。
各36.8 x 25.2糎。
良好。経年の傷み、しみ少々あり。
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