






長崎細見図画 6枚続 歌川貞秀画
1859年の開港以来、横浜と長崎における西洋人の生活を描いた、最も象徴的な地図や木版画を数多く制作した貞秀(1807-c1879)による傑作です。「肥前長崎丸山廓中之風景」と「肥前崎陽玉浦風景之図」の三枚続二つを繋ぎ合わせて壮大な六枚続です。右端のパネルからは、春の賑やかな長崎の街が眺められます。桜が満開で、西洋人、日本人、そして中国人の一部が日常生活を見られる。遊女が通りを歩き、中国人ダンサーが踊りを披露し、西洋人と日本人の一団が個室で芸者に楽しませられています。そして港のエリアが描かれ、通りや地域名(江戸町、平戸町など)が書いてあり、最後には出島の美しい景色と、港に停泊しているオランダ船とその他の船も描かれています。興味深いことに、この六枚続は一体となってはいますが、「長嵜細見図画」と書かれた表紙にぴったり収まるように、完全に折り畳まれています。表紙は実際の地図に使用されていた可能性がありますが、最初の所有者が購入時にこの地図のために表紙を作成させた可能性があります。非常に印象的な作品です。
江戸。藤岡屋慶次郎版。1862年5月。
149 x 38.5糎。 (折りたたんだ時18 x 12.5糎)
良好。経年の傷み、シミ、汚れ少々あり。小さな穴も少々あり。裏打ちなし。
u37021805
